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好きの感度を高めよう

私の部屋づくりの目的は、シンプルで多くはないけれど好きなものだけに囲まれ居心地よく生活していくことです。
そのためには、”自分はこれが好きだな”というのがわかっていることがとても大切になりますね。

経験によってその好きは多少変わっていくとは思いますが、DNAレベルで感じるような好き、安心ってあると思います。
多くの人にインプットされているのは動物、植物なのではないでしょうか。

多くの人がペットや観葉植物と暮らしているように、人がそれらと一緒に生活したいと思うのははるか昔から人間が自然の中で暮らし、植物を育て、家畜を飼い暮らしてきたDNAがいまでもうずいているのだと思います。
電気が発明され様々な技術が発展したのはせいぜいこの100年ほど。その前までずっと自然との営みを続けていたわけですもんね。

私も植物が好きです。犬や猫は今飼えないけど、ハムスターも飼っています。
彼らの素晴らしいところは、見てそばで暮らすだけで癒され、またパワーをもらえることです。毎日の世話は欠かせませんが、それは家の中という制限された空間で生きてもらっているお礼のようなものですかね。
だって彼らは元いた自然の中ではとても強いのです。誰に世話されるでもなく生きていける圧倒的な強さ、自然に順応し生き抜いていく力を秘めているのです。その強さは美しく、力をもらい、癒されるのだと思います。


ほかに人がものを好きになるのって、その人が生きてきた、特に幼少期の経験が多いのかなと思います。
家族と過ごした場所や楽しかった出来事、旅行先での経験、線香花火のにおいとか、こたつとか、、、はたまた観たアニメから受けた感動など。私の場合は、なんといってもネコバスですね。あのニィッと笑う巨大な顔に、たくさんの脚あしあし、それでいてバス。ぶっとんでますよね。

それよりも何よりも私の心を捉えたのは、さつきとめいがネコバスに乗らせてもらうシーンですね。みよーんと扉が広がって、そのふかふかの毛並みの床にはだしで踏み込むあの柔らかな弾力、浮遊するように進んだ先には、これまたふっかふかのベンチ、そして包み込まれるように腰を下ろす…
もうズキュンです。ああああ、乗りたい、いつかネコバスに…!しかも家まで送ってくれるなんて最高かな。

そんな強烈な幸福的印象が私のふわふわ好きにつながっていると強く確信しています。ふわふわはあたたかく、魅力的でかつ安心できる。間違いない。柔らかなムートンも、ふかふかのクッションも滑らかなブランケットもみんな大好きだ。


これはNetflixでみた自宅を改装した方の話ですが、その人は最愛の夫を亡くして意気消沈していたのですが、悲しみから抜け出し、亡き夫の愛情を感じられるよう、家を改装を考えました。

そこですぐに思いついたのが、ネオンサインでした。というのも彼女は何十年も夫が始めたネオンサインのショップを一緒に営み、長い時間そこで彼と過ごしたことで、ネオンに囲まれていると夫のあたたかさを感じると言っていました。そして、たくさんのネオンをちりばめた家に改装したのでした。

それってとても素敵なことですよね。普通ネオンサイン=心地よさにつながることってほとんどないんじゃないかと思うんです。私なんかは蛍光灯類が大の苦手で、あのチカチカの近くにいるとどうにも落ち着かない。
でも彼女にとっては最愛の夫の象徴であり、それに囲まれていたいという思いは、ふたりがいかによい関係だったかのか思い浮かびますね。

好きって何でもありだと思うんです。きっとそれぞれその者から感じる心地よさがあると思うんです。
もし思い浮かばない場合は、それこそ太古から受け継がれたDNAに響く自然のものを取り入れてみてはどうでしょうか。

最初は写真とか目に見えるイメージでもいいと思います。水辺とか森とか、ああ、これいいなと思う風景を探してみてください。拾った落ち葉とかきれいな石でもいいですよね。”好き”の感度を高めていくことで、きっともっと充実した暮らしにつながっていくと思います。

ではでは。

みなさんの暮らしのヒントになりますように。
ハバグッデイ。

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この記事を書いた人

こころ からだ 整う シンプルライフ シンプルマインド
30代シングルマザーが目指す東京シンプルライフ

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