「部屋の乱れ」を無視するのは難しい
「部屋の乱れは心の乱れ」
確かにこれってあると思います。疲れていたり、気持ちが沈んでいると何もしたくない=部屋が散らかる。
実は逆もあり得るんだと思います。
部屋を散らかしっぱなしにすると、それが視覚情報として脳にノイズをもたらすんですね。(モノが多ければ多いほど処理する情報が多くなる)
さらに「片づけなければいけない」という無意識の脳のレスポンスによって脳の処理がちょっとずつ、かつ継続的に行われ、脳疲労が蓄積して気力のダウンとなり、さらに片づけられない負のループに。
そもそも、視覚的にはいるモノ、色、聴覚に入る雑音・騒音、感じる温度、質感、臭いなどを受信する情報が多ければ脳の処理が増え、それだけ脳疲労が進みます。しかもその受信してしまうセンサーって調節がきかないんですよね。かつ、人によっての感度レベルが高ければ、結構な疲労につながる可能性がありますので要注意。
余談ですが、私もずっとこの感覚と戦っています。
会社の私の部署は20人くらいいて同じ部屋で仕事をしていますが、その20人がそれぞれ発する声、会話、音、デスクの散らかり、ランチの匂いに部屋の温度、、これっていやでも受け取っちゃうんですよね。大きいくしゃみとかひそかに大仰天してます。
これの対策としては、物理的にその場から離れる、耳栓、伊達メガネで視界を狭めるとかで何とかしのいでいました。
でもそれもできないときは、心理的遮断方法です。いかに殻に閉じこもるか、心を閉ざす(笑)?それが勝負なんですが、集中力がいるし結構むずかしい。
そんなわけで、「部屋の乱れ」を感覚的に遮断する、無視するってほぼ不可能だと思うんです。(中にはそんなに気にならない人もいると思いますけれど)特に部屋は自分の気力・体力を回復する大事な場所なので、自分が”ノイズ”を受け取らない程度に部屋は片づけるのが理想です。
断捨離、ミニマリスト、シンプリスト、どれも大事なのは無駄なものを持たない、手放すということですよね。
何かの本で読んだのですが、「使わないものを置く体積に家賃(ローン)を払うなんてまっぴらごめんだ」とありました。
まったくその通りで、使わないもの、ましてやゴミなんかをずっと処分しないでその分お金払ってると思ったらちょっと片づけのエンジンがかかりそうです。
片づけのルール① 基準を決めよう
片づけのルールの中でこれが一番大事といっても過言ではないです。
簡単な基準としては、、、
・ 壊れかけている、傷んでいる(服は特に)
・ 1年以内に使わなかった
・ 似たような用途のものが他にもある
・ デジタル化できる(子供の図工の作品、プリントなど)
・ あとで買いなおせる
こんなところですね。
ミニマリストは必要かそうでないかの基準が大きいですが、シンプリスト/好きなものに囲まれて暮らすには、決して要不要で判断できない基準があります。
”それを見たり触ったりするとあたたかい気持ちになる、安らぐ、楽しくなる”
たとえ用途がなくても置いておいた方が例は、旅行先のきれいな川で拾ったきれいな小石を棚に飾っておくとか。目にするたび、楽しかった思い出と美しかった光景が目に浮かびます。
”ときめくかときめかないか” こんまりメソッドは偉大ですね。
モノに圧迫されていると感じない限りは、そんなモノたちは「自分回復アイテム」として残しておきましょう。
片づけのルール② まとめて時間をとる
働いてる人だったらこのためだけに有給休暇を使ってもいいんじゃないかと思います。
というのも、片づけって体力も気力も思考力も使います。
部屋の大きさや物量にもよりますが、できれば1、2日くらい時間をとって一気に取り組むのがよくて、モチベーションが高く、処分するしないの基準が一定で行えますので迷いが少なくなります。その時は食事もテイクアウトで済ませるといいですね。
一気に片付くと爽快感があって、その後もきれいにしようという気持ちも維持しやすくなりますのでおすすめです。
ちなみに、一人の力では到底無理~という場合は迷わず業者さんを呼びましょう。
この投資は決して無駄ではありません。私も大きな家具とか自分ではどうしようもないものは「暮らしのマーケット」の中でよさそうな業者さんにお願いしてリサイクル処分してもらいました。
※なんでもと言ってもいいくらい処分を請け負ってくれますが、そのあとに不法投棄なんてしない、ちゃんとした資格とポリシーを持った業者さんを選別してくださいね。
※粗大ごみ処分はか1月~2か月前くらいに申し込んでおくといいです。
片づけのルール③ リサイクル店に持ち込む
”時は金なり” ここポイントです。
今やフリマアプリが全盛を極め誰でも簡単に不用品を出品できるようになりましたよね。
でもそれが逆に片づけのハードルを上げてる側面があるかなと思うんです。
誰しも売れるかもしれないものを即ごみとして処分するのって気が引けます。
捨てるのがもったいないとはいえ、実はフリマサイトなどで売るのもかなりの手間がかかりますよね。
きれいに何枚も写真を撮って、コメントを考えて、送料とか含めて値段設定(しかも売れそうな値段をサーチ)、コメントへの対応、売れたら売れたでちゃんとした梱包をして発送、、、
自分の大事な資産である”時間”を投入することになりますので、ある程度の売り上げが見込めないと実際には高くついてしまうことを肝に銘じましょう。
そこで便利なのは、昔からあるリサイクル店。
中には値が付かくてもリサイクルとして処分してくれるところもあるのでまとめて担ぎ込んでしまいましょう。
個別に売るよりはやっぱりリターンは少ないですが、それは勉強代というか、その後吟味してモノは買おうという気持ちになります。
もちろん、状態の良いものは寄付しちゃうのもありですね!
まとめ
疲れる→部屋が散らかる→散らかると脳がさらに疲れる→部屋が散らかる…
このループを断ち切るためには、自分のモノの処分ルールを決め、一気に片づけ、売れそうなものはまとめてリサイクル店に持ち込む。
これによってもたらされる爽快感、自己肯定感がこれからのお部屋を片付ける源泉になるはずです。
次の休み、ちょっとチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ではでは。
みなさんの暮らしのヒントになりますように。
ハバグッデイ。